スラムダンクその後の続き(40)全日本ジュニアVSフランス代表戦、勝負の行方

スラムダンクその後続き

スポンサードリンク



 

前半戦は、堂本の狙い通りに進んだ。

 

まずは、相手のエース・エムポバを抑える為に河田、森重のダブルチームで挑んだ。

 

2人がエムポバを抑えることで、パスを回してくるを想定し、そのパスを諸星がカット。

 

攻撃は流川の個人技を最大限引き出し、フランス相手に10点差で前半を終えた。

 

ここから後半戦が勝負になる。

 

 

牧「ハァ、ハァ、、、」

 

タオルを頭からかけ、ベンチに座る牧。

 

神〈牧さんがこんなに疲弊しているのは初めてみたな。ジダンヌ、おそるべし〉

 

流川「フゥ、、、」

 

同じくベンチに座る流川。

 

堂本「よし、お前ら全員よく耐えた」

 

堂本「後半はメンバーを変えていくぞ」

 

「恐らく、フランスもエムポバを下げてくるはずだ」

 

「出てきたら、野辺。お前がなんとかしろ。」

 

野辺「・・・。」

「はい。(できる自信がない)」

 

スポンサードリンク



スラムダンクその後の続き(40)全日本ジュニアVSフランス代表戦、3クオーター

3クオーター

開始

日本代表メンバー

#6 深津一成 PG 180cm
#11 沢北栄治 SG 188cm
#12 仙道彰 SF 190cm
#10 土屋淳 PF 190cm
#8 野辺将広 C 198cm

 

フランス代表メンバー

#4 ジダンヌ PG 182cm
#6 デザイー SG 180cm
#8 ボクバ SF 192cm
#10 アンリー PF 195cm
#15 プチー C 199cm

 

彦一「日本、メンバー総入れ替えや!やっと仙道さんが出てきたで!」

 

「フランスもエムポバがおらんくなった、ここがチャンスや!」

 

田岡「いや、エムポバを温存したということを考えると残り最後の時間が手強いぞ」

 

〈仙道、ここで追いつくことができれば勝利も見えてくるぞ、頑張れ〉

 

3クオーターは点の取り合いとなった。

 

全員、得点力のあるフランスに対し、日本は沢北、仙道を中心に真っ向勝負に挑んだ。

 

「沢北、また決めたぞー!!!」

 

「仙道のフェイダウェイ!!!」

 

攻撃力のあるチーム同士、華のあるプレーに観客は大盛況。

 

しかし、徐々に点差は離されていく。

 

キュ!

 

キュキュ!

 

ザシュ!!!

 

プチーが野辺を交わし、バンクシュートを決める!

 

プチー『よーっし!!!20点差まで後1本!』

 

3クオーター 残り1分

日本   55
フランス 73

 

沢北、仙道の個人技はフランス相手にも通用した。

 

しかし、フランスは総合力で日本を上回った。

 

沢北「この野郎・・・!」

 

深津〈・・・今は沢北は熱くなりすぎているな。〉

〈ここは仙道に任せるピョン〉

 

ビッ!

 

深津が仙道にパスを送るも、ボクバの手が出る!

 

バシイイイッ!!!

 

深津「何?!」

 

ボールを拾ったのはジダンヌ。

 

ジダンヌ「まだ甘いな、6番(深津)」

 

–湘北スタンド–

 

宮城「チェッ、あれが獲られちまうんだよな」

 

三井「日本じゃ屈指のポイントガードの深津でさえ、世界と戦うとこうなるんだな」

 

安西「桜木君、今日の試合はどうですか?」

 

桜木「あぁ、リバウンドが獲れねぇのが情けねぇな。」

 

「この天才がいれば、もっと楽に試合を回せたはずだ」

 

安西「ホッホッホッ、その通りです。」

 

安西「君はリバウンドだけみれば、この大会でも通用するだけのパワーがある」

 

「これから、まずは流川君の100倍も努力するんだ。そうすれば、君もこのステージに立てる。」

 

ガッ。

 

桜木が立ち上がる。

 

桜木「オヤジ・・・。」

 

 

「おい!なんで俺がリバウンドだけなんだ!!!この天才、全部通用するに決まっている!!!そして、なんでキツネの100倍も努力する必要ナシ!!!」

 

タプタプタプタプ・・・・

 

ゴツン!!!

 

赤木「おとなしくみとれ」

 

桜木「イダダダダ・・・」

 

宮城「ったく、バスケやって5ヵ月でリバウンドが世界に通用するなんて、どんだけ褒めてもらってるのかわかってねーな」

 

三井「おい、ラスト試合みておけよ桜木」

 

桜木「ぬ?」

 

ガン!

 

デザイーのシュートが外れる。

 

リバウンドは、アンリーが獲った!

 

そして、ザシュ!!!

 

観客もため息。

「あぁ、とうとう20点差かぁ」

 

〈ビビー!!!3クオーター終了!!!〉

 

日本   55
フランス 75

 

残り10分で20点差を追うことになった日本。

 

堂本は最後の最後まで、点の獲り合いに全てをかけた。

 

日本代表メンバー

#12 仙道彰 PG 190cm
#11 沢北栄治 SG 188cm
#15 流川楓 SF 187cm
#14 森重寛 PF 199cm
#5 河田雅史 C 194cm

 

フランス代表メンバー

#4 ジダンヌ PG 182cm
#6 デザイー SG 180cm
#8 ボクバ SF 192cm
#10 アンリー PF 195cm
#15 エムボパ C 202cm

 

4クオーターは、エムポバには河田がマンマークでついた。

 

河田は日本を代表するセンターである。

 

現時点で、日本でもトップクラスの実力を持っている。

 

しかし、河田であっても16歳のエムポバを抑えることは出来なかった。

 

世界の壁は高かった。

 

ドガアアアアアッッ!!!!!!!

 

「またエムポバのダンクだぁ!!!」

 

「こりゃあもう、止めらんねぇぞ・・・」

 

ジダンヌは、牧、深津、そして仙道と3人のポイントガードと対峙した。

 

バシイイイイッ!!!!!

 

仙道「え」

 

ジダンヌ「お前も良いプレーヤーだが、世界にはもっと上がいるぞ」

 


 

4クオーター残り10秒。

 

沢北「最後まで諦めんな!!!!!」

 

「勝つぞ!!!!!」

 

流川「あぁ、たりめーだ。」

 

仙道「もちろん」

 

沢北がドリブルでフランスコートに入る!!!

 

デザイーをドリブルで交わす!

 

ゴール前、アンリーとエムポバが立ちはだかる!!!

 

スッ

 

沢北のフローシュート!

 

 

 

 

ガン!

 

惜しくもゴールとはならず。

 

 

 

〈ビビー!!!!!試合終了!!!〉

日本   77
フランス 102

 

日本、25点差で敗戦。

 

もう1戦、オーストラリアがカナダを下した為、日本は1勝2敗となり、グループリーグ敗退が決まった。

 

続く

スポンサードリンク