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炭治郎達4人は、「伊之助イノシシ精肉店」のお店を探していた所、過去、鼓屋敷(※コミック3.4巻)にて鬼から守った正一と偶然再会した。
正一はあの時のお礼に、自分の所有する土地と部屋を貸してくれると言ってくれた。
伊之助は上機嫌。
「ガハハハハ!!!ラッキー!ラッキー!」
正一「僕の方こそラッキーだよ。君たちにお礼をしたいとずっと思っていたから」
鬼滅の刃続編~カップリング物語~(12)伊之助イノシシ精肉店編
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正一「所で、そこのきれいな女の子は?」
善逸、急に顔色が変わり心の中でブツブツとつぶやく。
〈は?何がきれいな女の子だぞ?気安く話しかけたらぶっ飛ばすぞ・・・〉
正一、異変にすぐ気づく。
〈えええ?善逸君の顔色が急に変わって怒ってるぞ。なんか、俺まずいこと言ったかな。〉
炭治郎「この子は僕の妹で禰豆子といいます!竈門禰豆子です!」
「すごくいい子で、頑張り屋さんなんです!」
「もしかすると、善逸のお嫁さんになるかもしれません!」
これには禰豆子もびっくり!
禰豆子、ちょっと顔が赤くなる。
善逸は最高に嬉しそうだ!
善逸「そ、そ、そ、そういうことだ。ねずこちゃんは、炭治郎の実の妹で、もしかすると俺のお嫁さんになる可能性もゼロではないと」
「あー、いやいやまだ決まったわけじゃないし、そもそも俺が片思いだし、まー、生きてる以上はその可能性もあるということだ」
正一、ニコリ。
そして心の中でつぶやく。
〈そーかそーか、善逸君は彼女のことが好きなんだな、だからきれいな子って言って怒っちゃったのか。〉
正一「禰豆子ちゃんね、初めまして。善逸君はすごく素敵な人だよ。僕は善逸くんから命を守ってもらったことがあるんだ」
禰豆子、ニコリ。
「正一さん、竈門禰豆子です。よろしくお願いします。」
「善逸さんはとっても素敵な人ですよ」
善逸、喜ぶ!
〈ねずこちゃん、やっと俺に振り向いてくれたか!!!〉
「お兄ちゃん(炭治郎)も、伊之助さんも、皆大好きです!!!」
善逸、へこむ。
〈・・・ということは、俺も炭治郎も伊之助も皆同じってことか〉
・・・しゅん。
正一、苦笑い。
〈相変わらず、善逸君は喜怒哀楽が激しいな。〉
〈そういえば、初対面の時もびびりまくってると思いきや、いきなり寝て鬼を倒したりとわけがわかんなかったもんな〉
〈でもそこが彼のよい所だよな。〉
それから、炭治郎達4人と正一はこれまでの出来事を話しながら歩いて正一の持つ店舗へ向かった。
正一「しかし、よく生き延びてこれたね、君たちは本当にすごいよ」
炭治郎「いえいえ、これも鬼殺隊をはじめ、いろんな人たちの支えがあったからです」
伊之助「全ては俺のおかげだ!!!」
正一「この話、小説にしたら売れると思うよ間違いなく」
善逸「ですよね?!なんで、僕今自伝を書いています!」
「できあがったら一番に正一さんにあげますね!」
正一「嬉しいなー、ありがとう」
—
10分後。
正一「あ、着いたよ」
ドドーン!!!!!
4人、空いた口がふさがらない。
「で、でけぇ・・・」
目の前には、かつてみたことのない大豪邸が広がっていた。
正一「僕達家族だけだと、この家を使いきれなくてね」
「誰か、商売に使いたい人でもいれば、今後貸し出そうと思っていた所だったんだ」
「そこに、ちょうど君達と会って、これはいい話だと思ったんだよ」
「もちろん、家賃はいらないからね。肉をさばくのもここを使っていい。」
伊之助、飛び跳ねる!!!
「ひゃっほーい!!!おい、お前らしっかり働けよ!!!」
善逸「なんか、そういわれるとやる気なくなるなー」
ねずこ「わーい、楽しみ~!」
炭治郎「何から何までありがとう、正一さん。」
「街の人に喜ばれる、良いお店を作りますね!」
正一、ニコリ。
「任せたよ、何かあったらすぐに教えてね。」
めぐり合わせの法則はあるものだ。
本当に心からほしい、と思ったものは現実になる。
店を探していた4人と、家を貸したかった正一の願いが叶った。
伊之助「さー、ここから楽しくなるぜ!!!」
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