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伊之助イノシシ精肉店、オープン初日はまさかのお客さん0人からスタート。
昨日の反省を活かし、今日は街に出てイノシシ肉を試食販売することにした。
お店の切り盛りをするのは、禰豆子と伊之助。
炭治郎と善逸の二人が、外に販売に出る担当になった。
善逸は大変不服の様子。
「なんで俺が、外にいかなくちゃいけないんだよ!!!」
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鬼滅の刃続き~カップリング物語~(16)伊之助イノシシ精肉店編
「ねずこちゃんと俺は店番がしたかったんだ!」
伊之助「お前、肉切れないから役に立たないんだよ。」
禰豆子「お兄ちゃんと善逸さん、頑張ってきてね!」
善逸、一瞬で元気に!
「うん!ねずこちゃんの為にいっぱい売ってくるね!」
炭治郎「うん、ありがとう頑張るよ!」
リアカーにお肉をいっぱい積んで街に出た炭治郎と善逸。
炭治郎「よし、じゃあここでお肉を皆に食べてもらおう!」
善逸「でも、本当にいいのか炭治郎。俺はどうもタダで肉を食べてもらうに抵抗があるな~」
炭治郎「いーんだ、大丈夫。今はとにかく食べてもらって、美味しいってことを知ってもらう必要があるんだ。」
炭治郎「街のみなさーん、はじめまして!昨日からオープンしました伊之助イノシシ精肉店です~!」
「今、イノシシの焼肉の試食をしています!」
「ドンドンたべてくださーい!」
「ん?なんかいい匂いがするなぁ。」
男性がふらりとやってきた。
炭治郎、善逸が振り返ると、そこには不死川実弥がいた。
炭治郎「あー!!!!!実弥さん!!!」
実弥「バッキャロー、声がデケぇよ」
「所でお前ら、何やってるんだ?」
炭治郎「はい!自分達で商売を始めようと思って、精肉店を開いたんです。」
実弥「へー、頑張ってんじゃん。ちなみに儲かってんのか?」
炭治郎、キッパリ!
「いえ、まだお客さん0人です!誰にも買ってもらっていません!」
実弥、苦笑い。
「全然ダメじゃねーか。で、今日は街にPRしにきたと?」
炭治郎「そういうことです。あ!実弥さん、僕たちの初めてのお客さんということで、まずは試食をしてみませんか?」
実弥「うーん、そうだな。じゃあせっかくだから頂くことにしようか。」
イノシシの焼肉を食べた実弥。
!?
「こりゃうめえ!」
炭治郎「でしょ!?伊之助と僕が肉付きのいいイノシシを厳選して捕まえているんで、味は確かなんですよ。」
実弥「もっと食いてえ!まだいっぱいあるだろ?」
炭治郎「いえ、これ以上食べるなら買ってください!」
実弥「・・・お前、商売上手いな。分かった、買って帰るよ。」
炭治郎「ありがとうございます!!!!!」
伊之助イノシシ精肉店の初めてのお客さんは元鬼殺隊の不死川実弥となった。
実弥「炭治郎、お前の妹はどうだ?元気か?」
炭治郎「はい!禰豆子はすごい元気で相変わらずの美人です!」
実弥「そーか、よかった。また会いたいと伝えておいてくれ」
ギロ!!!
善逸がにらみつける。
帰り際の実弥。
〈・・・しかし、あの金髪(善逸)のヤロー、ずっと俺のこと睨んでたな〉
〈俺、何かしたっけな?〉
善逸は、実弥が禰豆子の頭をなでなでしたことをまだ根に持っていた。※詳しくは204話を参照してください。
相変わらず、善逸は器の小さい男であった。
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