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男子バスケットボール世界選手権大会第2戦
ザシュ!!!
野辺をかわし、シモンズ、デン・アドブがバンクシュートを決める。
シモンズ、デン・アドブ、ニヤリと笑う。
〈8番(野辺)もいいプレイヤーだが、スピードにやや難がある。底をつけばいい〉
スラムダンクその後の続き(26)全日本ジュニアVSオーストラリア戦 流川、仙道投入
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1クオーター
残り20秒
日本 15
オーストラリア 29
日本を徹底的に分析してきたオーストラリアに苦戦を強いられていた。
宮城「こんだけ研究されていると、やりにくいったらありゃしねぇな」
安西「ふむ。君達のような規格外のプレーをする選手が今は必要だ。」
「?!」
三井・宮城・桜木・赤木が反応。
〈つまり、俺達が必要だと!〉
桜木「ガッハッハ!!!オヤジ、よく分かっとる!この天才・桜木花道の力が必要ってことだな」
安西、ニコリ。
「その通りです。君たちは自分達よりも強い相手と戦う時、持てる力以上のものを発揮してきた。」
「オーストラリア戦に勝つためには、この規格外のプレーをするメンバーの活躍が必須だ」
「全日本ジュニアには、湘北の流川君がいる。」
「彼の活躍が必要だ。」
桜木、無言になる。
・・・。
桜木は普段流川とチームメイトとして戦ってきた。
あまりに距離が近かった為、流川のすごさを今イチ理解できていなかった。
今回、客観的に流川のプレーをみることで、彼の凄さをようやく理解してきたのであった。
安西〈桜木君がいよいよ、本物のバスケット選手になろうとしてきたかな〉
—
ザシュ!!!
1クオーターラストの攻撃が決まる。
「うおおおおーー!!!沢北うめぇ!!!」
「どんだけアイツ、飛んでんだよ!」
沢北がドライブで切り込んだ後、ダブルクラッチでディフェンスをかわし、レイアップを沈めた。
河田、牧が駆け寄る!
「よーっし!!!よく決めた!!!」
バシン!!!
沢北「ここから必ず、取り返してやりましょう。」
「絶対に勝つ。」
—
日本ベンチ
堂本「オーストラリアはウチを相当研究してきているな。」
「これはお前らが強いと認められている証拠だ」
「2クオーターの作戦はこれでいくぞ」
2クオーター、日本はメンバーを変えた。
#12 仙道彰 PG 190cm (陵南高校2年)
#11 沢北栄治 SG 188cm(山王工業2年)
#15 流川楓 SF 187cm (湘北高校1年)
#5 河田雅史 PF 194cm (山王工業3年)
#14 森重寛 C 199cm (名朋工業高校1年)
「仙道がPGだ!」
「やった!流川と仙道、沢北のトリオが見れるぞ!」
—
流川「ちぇっ、」
流川は相当不満な様子。
沢北が流川の肩を掴む。
沢北「まー、いいじゃねぇか。黒子役も楽しいもんだぜ」
「その後にお前の独壇場の場面が必ず来る」
オーストラリア監督、ニヤリ。
「やっぱりな。12番(仙道)、11番(沢北)、15番(流川)の3人が出てくることも予想通りだ。」
〈・・・ただ、12番がポイントガードというのは想定しなかったが〉
オーストラリアはメンバー変更なし。
「12番(仙道)、11番(沢北)、15番(流川)の3人で点を獲ってくるはずだ。」
「2クオーターの初めは守備に集中しろ、その後に突き放せ」
「ハイ!!!」
2クオーター開始
日本 17
オーストラリア 29
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