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男子バスケットボール世界選手権大会第2戦
2クオーター開始
日本 17
オーストラリア 29
1クオーターは12点差をつけてオーストラリアがリード。
日本からの攻撃で始まる。
仙道「さぁ、一本いこうか」
スラムダンクその後の続き(27)全日本ジュニアVSオーストラリア戦 2クオーター突入
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ベンチで観戦する湘北メンバー。
宮城「なんだろうな、やっぱりアイツがボールを運ぶと安心感が生まれるな」
桜木、ニヤリ。
「まー、リョーチンはギャーギャーうるせえからな。ケッケッケッ。」
宮城「・・・お前にだけは言われたくねーよ」
桜木「けど、俺はリョーチンの熱い感じ、好きだぜ。」
宮城、照れる。
「お、お、お前に入れても嬉しくねーよ!」
赤木、三井、小暮〈・・・すげぇ嬉しそうだぞ。〉
仙道、敵陣までボールを運ぶ。
「さー、流川か沢北か!」
「このトライアングル、テンション上がるぜ!!!」
仙道が選んだのは・・・
ビッ!
流川!!!
「おー、来た来た流川!!!」
「お前を待ってたぞ!!!」
「キャー!!!ルカワ君、カッコイイ!!!」
三井も驚く。
「この歓声は流石にすげえな。」
桜木と少し離れたスタンドにいる海南・清田が口を揃えてこういった。
「非常に気に食わん」
流川のマッチアップは1クオーター、沢北を抑えていたロン・ベインズ。
ロン・ベインズ『さぁ、かかってこいよ!』
〈コイツは非常に攻撃力があるのは知っている〉
〈まずは突破してくるだろう〉
オーストラリア監督も同じ考えだ。
「15番(流川)で2クオーターは仕掛けてくるだろう」
ビッ!
ロン・ベインズ〈?!〉
ボールはセンターで構える森重へ。
流川「ヘイ!」
森重、流川を観る!
ビッ!
森重はノールックパスを選択!!!
仙道に渡る。
「ナイスパスだ森重!」
仙道、シュートフォームに入る!
ザッ!!!
パド・ミルズがブロックに飛ぶ!
『させるか!』
ビッ!!!
仙道、空中でボールを持ち替え河田へパス。
河田「ナイスパスだ!!!」
ザシュ!!!
河田、シュートを決めた!
「流川→森重→仙道→河田!!!」
—
陵南高校のいるスタンド
田岡監督「キレイなパス回しだったな」
植草「はい」
越野「仙道がいると攻撃のバリエーションが増えるぜ」
彦一「ここからや!ここから日本は大逆転や!仙道さんがきっと何とかしてくれる」
流川をマークするロン・ベインズは流川の背中を観る。
〈次は、アイツが自分で攻めてくるだろう〉
ザシュ!!!
オーストラリアの攻撃。
Cのエンド・ボーガットがゴール下でレイアップを決めた。
〈14番はフェイントに弱い。〉
〈とにかく徹底的に弱点をついてやるんだ。〉
仙道「ある程度、点を獲られることは想定済だ。」
「まずは攻撃を決める流れを作ろう」
河田「オウ、その通りだワイ」
〈・・・しかし、コイツのキャプテンシーの高さも素晴らしいな。〉
沢北「仙道、いつでも俺にボール回せよ」
仙道「OK」
続いて日本の攻撃。
ビッ!
流川へボールを回す。
「流川、いったれー!!!」
「お前のゴールをみたいんだよ!!!」
流川〈・・・俺もゴールを決めたいんだよ!!!〉
ビッ!!!
またしてもゴール下の森重へ。
「またパスだ!」
安西「ホッホッホ、これは良い戦略ですね。」
赤木「流川をパサーとして起用する作戦のようですね。」
安西「赤木君、その通りです。」
「そうすることで、彼の攻撃力がこれから何倍にも上がることになる」
堂本〈・・・流川。チームの為に働くんだ。その動きが結果的にお前を成長させることになる〉
ビッ!!!
森重がゴール下から沢北へ。
「外→中→外!」
「後半はよくパスが回るな!!!」
オーストラリアメンバーも少し困惑。
〈このメンバーが出てくることは予測していたが、こんなにパスを回してくるとは思っていなかったぞ〉
沢北、ドリブルで切り込む!!!
一人かわし、逆サイドへ。
ボールを受けたのは仙道!!!
ザシュ!!!
ミドルシュートを決める!
「パス回しが上手く回っているぞ!!!」
オーストラリア監督は日本のパス回しを予想していなかった。
このようなデータがなかったからだ。
仙道、ニコリ。
「さぁ、ここから反撃だ」
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