スラムダンクその後の続き(31)全日本ジュニアVSオーストラリア戦 3クオーター終了

スラムダンクその後続き

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男子バスケットボール世界選手権大会第2戦

 

3クオーター残り2分30秒

日本      55
オーストラリア 70

 

個々の能力で上回るオーストラリアが15点差をつけてリード。

 

日本はタイムアウトを獲った。

スラムダンクその後の続き(31)全日本ジュニアVSオーストラリア戦 3クオーター終了

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堂本「ここからは点の取り合いに挑むぞ。」

 

「牧、いくぞ」

 

「相手ディフェンスをかき回してこい」

 

牧「分かりました」

 

堂本「河田、センターを頼むぞ」

 

河田「ハイ」

 

堂本「沢北、仙道、流川。思う存分暴れてこい」

 

沢北「任せてください!」

 

仙道「わかりました」

 

流川「うす」

 

日本は森重に代えて牧を投入。

 

 

日本代表メンバー

#4 牧伸一 G 184cm (海南大付属高校3年)
#11 沢北栄治 SG 188cm(山王工業2年)
#15 流川楓 SF 187cm (湘北高校1年)
#12 仙道彰 PF 190cm  (陵南高校2年)
#5 河田雅史 C 194cm (山王工業3年)

 

「沢北、仙道、流川のトリオだ!!!」

 

「これはまた期待ができるぜ!!!」

 

「日本、あきらめんなよ!!!」

 

「ここからが勝負だ!!!」

 

 

オーストラリアは最後までメンバー変更なし。

 

日本ボール。

 

ボールを運ぶのは牧。

 

ダムダムダムダム・・・

 

牧、早速仕掛ける!

 

パワーとスピードでパドミルズを抜く!!!

 

ビッ!

 

ボールは仙道へ。

 

PFのシモンズが待ち構える。

 

仙道、一瞬でシモンズを交わす!

 

ゴール下へ切り込む!

 

エンド・ボーガットと1対1

 

 

ガガッ!!!

 

 

桜木、また立ち上がる・・・!

 

桜木「いけえぇぇぇっ!!!センドー!!!決めて来い!!!」

 

晴子、嬉しそうに桜木をみる。

〈こんなに一生懸命応援する桜木君をみるのは初めてだわ〉

 

仙道、エンド・ボーガットに上手く体を当てながらフックシュートを放つ。

 

宮城「おぉ!」

 

ビシイィィッ!!

 

ブロックをしようと伸ばした手が仙道に当たる。

 

 

ガン!

 

仙道が放ったボールがリングに当たる

 

ゴン、

 

ゴン、

 

 

 

ザシュ!!!

 

ゴールに吸い込まれた!!!

 

 

≪バスケットカウントワンスロー!!!≫

 

「仙道、決めたー!!!」

 

「タイムアウト明け、貴重なゴールを決めたぞ!!!」

 

陵南高校のいるベンチ

 

彦一「流石仙道さん!!!天才や天才!!!」

 

越野「この状況でも仙道がいれば何とかしてくれるはずだ」

 

フリースローレーンに立つ仙道。

 

 

ボールをじっと見る。

 

 

〈・・・よし、やるか〉

 

ビッ!

 

仙道が山なりのシュートを放つ。

 

三井、異変に気付く。

 

「ボールの軌道が変だぞ」

 

 

ガン!!!

 

ボールはリングに当たる。

 

仙道「河田さん!!!」

 

河田「おう!任せろい!!!」

 

誰よりもボールの動きを読み、いち早く動いた河田。

 

 

空中でボールを掴み、そのままダンクでねじ込む!!!

 

ドガアアアァァァッッッ!!!!!

 

「仙道の外したボールを河田がダンクで決めた!!!」

 

「プットバックダンク!!!」

 

 

潮崎「仙道もフリースローを外すんだな」

 

三井「いや、あれはわざとだ。」

 

潮崎「え?」

 

三井「河田の動きをみてたか?あそこにボールが飛んでくると思って先読みして動いていた」

 

「それに、仙道のシュート、明らかに山なりで、リングの中心からずれていた。」

 

「わざと右のリングに当てて、シュートを外して河田が押し込むという作戦だぜあれは」

 

潮崎「・・・そんなことができるんですね」

 

 

仙道、安堵の表情。

 

「いやあ、普通に点を獲るより全然難しいや」

 

 

河田が駆け寄る。

 

「見事なパスだったぜ、仙道」

 

仙道、ニコリ。

 

「たまたま上手くいきました」

 

 

バシイィ!!!

仙道と河田、ハイタッチ!

 

3クオーター残り2分15秒

日本      59
オーストラリア 70

 

 

 

牧「よし、いくぞ!!!」

 

牧と沢北、パド・ミルズを密着マーク!

 

「日本、ここでゾーンプレスを敷いてきた!!!」

 

「これはナイス判断だ!!!」

 

 

キュキュ!!!

 

牧、沢北、スペースを作らせない!

 

パド・ミルズ〈う、隙がないぞ・・〉

 

牧「悪いな、さっきまで休んでたから体力が有り余っているんだ」

 

沢北「俺もまだまだ余裕だぜ!」

 

 

「オーストラリア、時間がないぞ!!!」

 

「タイムオーバーになるぞ」

 

 

パド・ミルズ「くそっ、」

 

パド・ミルズ、わずかなスペースを見つけ、ボールを投げる。

 

 

 

バシイイイィィィッ!!!

 

それを仙道がカット!!!

 

仙道「よし!!!」

 

そのままドリブル開始!

 

オーストラリア監督、立ち上がる!!!

 

「ここはファウルをしてでも止めるんだ!!!」

 

 

シモンズ、ドリブルをする仙道に追いつけず。

 

〈コイツ、早い・・・!〉

 

ゴール前、オーストラリア選手はパド・ミルズ1人。

 

日本は仙道、牧、沢北の3人。

 

 

仙道の選択肢は・・・

 

 

ドリブル突破!!!

 

 

トップスピードで、パド・ミルズを抜き去る!

 

そして・・・

 

ダン!!!

 

 

 

ドガアアアァァァッ!!!!!

 

 

ダンクが炸裂!!!!!

 

「タイムアウト明け、3連続ゴール!!!」

 

「仙道がすげえ!!!!!」

 

 

 

会場が一気に沸く!!!!!

 

彦一「仙道さん!!!!!アンビリーバブルや!!!!!」

 

田岡も立ち上がる!!!

 

「ナイスプレーだ!!!」

 

 

福田はブルブル震える・・・

〈お、俺もあそこに立ちてぇ・・・〉

 

続いてオーストラリアの攻撃

 

パドミルズ〈やられてばっかで終わるか・・・!〉

 

 

牧・沢北〈?!〉

 

パドミルズ、わずかなスキを見つけ牧と沢北のゾーンをかいくぐる。

 

三井「お、あれをかわしたか」

 

宮城「俺もあれくらいならできる」

〈俺だって、深津と沢北のゾーンを破ったからな〉

 

ビビー!!!

 

残り時間でお互いにゴールを決め合い、3クオーターが終了した。

 

 

日本      65
オーストラリア 72

 

2分半の追い上げで7点差に迫った日本。

 

勝負の4クオーターに突入する。

 

32話へ続く

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