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陵南高校は大阪で大学生相手に練習試合をしていた。
対戦相手は関西大学リーグ・2位の強豪、天凛大学。
その天凛大学相手に陵南は互角以上のバスケを魅せつけた。
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スラムダンクその後の続き(51)陵南高校・選抜前
ビッ!
仙道が福田へノールックパス!
天凛大学5番(コイツ、どこに目がついてんだよ・・!)
バシ!
福田が受け取る。
福田、上半身を揺らし相手ディフェンスを交わす。
天凛大学8番「くそ、負けてたまるか・・」
ビシ!
天凛大学8番、シュートフォームに入る福田の肘に手を当てる。
彦一「なんや!ファウルやないかい!」
しかし、福田はバランスを崩しながらもゴールをねじ込む。
ザシュ!!!
「おー!福田、強い!!!」
「粘りのある攻撃、今日も健在!」
「アイツ、誰も止めらんねぇぞ!」
仙道「ナイスシュートだ」
福田「あぁ、もっと褒めてくれ」
仙道、ニコリ。
「OK」
—
バスケットカウントワンスローとなり、ボーナスシュートを打つ福田。
ガン!
福田「あ」
田岡「バカモン」
しかし、そのこぼれ球を仙道がチップシュート!
ザシュ!!!
彦一「さすが仙道さんや!あれを読んでたんや!天才や!」
4クオーター残り2分
陵南 88
天凛 84
陵南高校が4点をリード。
仙道「ここを絶対に守り切るぞ!」
越野・植草「おう!」
陵南高校メンバー
植草 PG
越野 SF
池上 SF
仙道 PF
福田 C
陵南高校は魚住が引退をしたが、日本一になる為にディフェンスに定評のある3年の池上が残った。
ディフェンス面が強化された分、仙道と福田は攻撃に専念することができた。
陵南高校、必死のディフェンスにより天凛大学を攻めさせない。
天凛大学、もうすぐ24秒。
池上が必死のディフェンス!
天凛大学7番(攻め手がない・・)
すると、
バシイイイイッ!
仙道のスティールが決まる!
陵南高校、カウンター!
福田、右サイドから一気に駆け上がる。
仙道、左サイドからドリブル。
仙道(ここだ!)
ブン!
逆サイドで大きな山なりのボールを放つ。
陵南高校ベンチ、総立ち!
「来るぞ!」
バシ!
空中でボールを掴んだ福田。
そして、
ドガガガアアアァァァッッ!!!!!
アリウープが決まる!
彦一「カッコえぇ!!!最高の形が決まったで!!!!」
「仙道さん、フクさんコンビは最強や!もう誰も止められへんわ!」
〈ビビー!!!試合終了!!!〉
陵南高校 90
天凛大学 87
終了間際に天凛大学に3点を許すも、陵南高校が関西の強豪大学を下した。
天凛大学監督が仙道に声をかける。
「仙道、高校卒業後ウチにこないか?」
「お前がいれば、大学日本一を狙える」
「待ってるぞ」
仙道、ニコリ。
「わかりました。まだ先の話ですが前向きに検討しておきます」
その会話を横でみる福田。
(・・・俺は?)
—
陵南高校・田岡監督は非常に満足な表情。
(天凛大学は沢北のいなくなった山王にも匹敵する強さだ)
(そこにウチは勝った)
(つまり、ウチは既に日本一を狙えるチームになった)
(みておれ、海南に翔陽、そして湘北)
(魚住がいなくなった陵南を甘く見るなよ)
田岡「フフフ」
一人、不気味な笑みを浮かべる田岡。
陵南高校選手(・・・怖いな)
神奈川の4校(海南、翔陽、陵南、湘北)はどこも仕上がりは順調であった。
来週より、神奈川県予選が始まる。
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