スラムダンクその後の続き(54)湘北高校・選抜予選2回戦終了

スラムダンクその後続き

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「す、すげぇ・・・」

 

「湘北、強ぇ!!!」

 

2クオーター終了

湘北 82
吉野 7

 

「あの二人、やべぇぞ。」

 

湘北高校、圧倒的な強さで試合をリード。

 

その得点の大半を三井と流川が占めた。

 

流川29得点、三井30点。

 

三井が1点リード。

 

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スラムダンクその後の続き(54)湘北高校・選抜予選2回戦終了

 

湘北ハーフタイム

 

三井「おい、どうした?このままだと俺に負けるぞ」

 

流川「フン、俺が勝つ」

 

三井「いや、俺が勝つ」

 

バチバチバチバチ・・・

 

彩子「ねぇ、あの二人どうしたの?」

 

石井「試合前に三井さんが、流川にどっちが点獲るか勝負しよう。ってふっかけたんです」

 

「ポカリをかけて」

 

彩子「・・・それだけであんなに火がつくのね。」

 

晴子(うふ、子供みたい)

 

安西「では、選手交代をしましょう」

 

「安田君はポイントガードに。」

 

「宮城君と潮崎君。」

 

「三井君に代わって桑田君。」

 

「流川君に代わって石井君。」

 

「このメンバーでいきましょう」

 

三井「ってことはこのままいけば俺の勝ちだな」

 

流川、安西の元へ。

 

「先生、3年生に負けたくないのでまた後で使ってください」

 

三井「おい!ずるいぞ!」

 

「安西先生、俺もお願いします!」

 

試合は選手交代した3クオーターも湘北が圧倒した。

 

宮城、三井、流川が抜けて攻撃力、身長は落ちたものの皆自信を持ってプレーした。

 

ザシュ!

 

石井がミドルシュートを決める。

 

宮城「石井、いいぞ!空いたらドンドン打っていけ!」

 

石井「ハイ!」

 

(やった!宮城さんに褒められた。俺だってできるんだ・・・!)

 

バシイイイィィッ!!!

 

角田のブロックショットが決まる!!!

 

仙道「あの9番(角田)も伸びたな」

 

彩子「カクちゃーん!ナイスブロック!」

 

角田、ちょっと照れる。

 

しかし、表情を切り替える。

 

角田(もう、俺は弱虫だった頃の俺じゃない。)

 

(神奈川を代表するセンター、角田悟だ!)←宮城のマネ

 

安西、ニコリ。

 

「角田君、いい表情になってきましたね」

 

桜木「オウよ、カクは毎日この天才と勝負してるからな」

 

「こんなことじゃ負けねーぜ」

 

 

4クオーター残り5分

 

安西「よし、では選手を入れ替えましょう」

 

≪ビビー!選手交代≫

 

牧「きたな、赤木!」

 

高砂(赤木よ、しっかりとプレーを見させてもらうぞ)

 

湘北メンバー

 

7番 宮城リョータ PG
6番 安田靖春    SG
14番 三井寿    SF
11番 流川楓    PF
4番 赤木剛憲   C

 

「出たー!ここにきて赤木だ!」

 

「キングコング!」

 

残り5分、湘北は最後まで集中力を切らさずプレーした。

 

ガシイイイィッ!!!

 

「赤木のリバウンドだ!」

 

「宮城、早すぎる!」

 

「三井、流川の得点力がすげぇ!」

 

吉野高校(も、もうやめてくれぇ・・・)

 

残り15秒

ビシ!

 

ボールは宮城から流川へ。

 

三井が空いた。

 

「ヘイ!」

 

流川、三井へパスと見せかけてノールックパス。

 

バシィ!

 

受け取ったのは赤木。

 

そして、

「ウホオオオオォッ!!!」

 

 

ドガアアアアァッッ!!!!!

 

渾身を込めたダンクが炸裂する!

 

「出たぁ!!!!!」

 

「ゴリラダンクだぁ!!!」

 

≪試合終了!!!≫

 

湘北の勝利が決まった。

 

湘北 137
吉野 33

 

104点差をつけて圧勝した。

 

三井「おい、流川。てめーなんであそこにで俺にパスしねーんだ」

 

流川「勝ちたかったから」
(流川は38点、三井は36点)

 

三井「・・・お前にポカリはやらん」

 

流川「あ、ずるい」

 

海南側スタンド

 

高頭「湘北は相当強いぞ。」

 

牧「はい、わかってます」

 

神「帰ったらまたトレーニングをしましょう」

 

陵南スタンド

 

田岡「神奈川を制する為には、海南、翔陽、そして赤木が残った湘北を倒さないといけない」

 

「うちは魚住が抜けてしまった」

 

「その分を埋める為に更に猛特訓だ、いいな?お前ら」

 

ズーン・・・

 

陵南高校メンバー、一斉に顔が暗くなる。

 

(あれより辛いトレーニングをしないといいけないのか・・・)

 

その時、牧、仙道は同じことを考えていた。

 

(桜木はこれから出れるのか・・?)

 

高頭(桜木がいるかいないかで湘北は別チームになる。試合は随時チェックだな)

 

田岡(桜木が怪我のままでいてくれるといいが。。出てきたら厄介な存在になる)

 

コートの桜木。

 

「フフ、みとれジイに仙道。この天才、秘密兵器としていまは仕方なくベンチに座っているんだ」

 

「ガハハハハ!!!」

 

体育館中に響き渡る声で笑う桜木。

 

ゴツン!

 

赤木「うるさいわ、いきなり笑うな。空気読め」

 

宮城「ダンナ、花道に空気を読むなんて無理に決まってらぁ」

 

赤木「それはそーだな」

 

ワハハ・・・

 

湘北高校は圧倒的な強さを見せつけたが、翔陽高校、陵南高校、海南高校も同様、いやそれ以上に大差をつけて圧勝したのであった。

神奈川4強は強かった。

 

続く

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