スラムダンクその後の続き(73)選抜神奈川予選・海南VS陵南 海南の作戦

スラムダンクその後続き

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≪ビビー!タイムアウト、海南!≫

 

「海南が先にタイムアウトを取った!」

 

「全国2位の海南が苦戦しているぞ!」

 

赤木「福田吉兆か。まだ荒削りだが、かなり守備が上達したな」

 

宮城「魚住が抜けた穴をカバーしてやがる」

 

三井「陵南、想像以上に強ぇな、こりゃ」

 

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スラムダンクその後の続き(73)選抜神奈川予選・海南VS陵南 海南の作戦

海南ベンチ

 

高砂「思ったよりも、福田が成長しているな」

 

「しかし、トッププレイヤーとしはまだ不十分だ」

 

「4クオーターまでに外に出てもらおうか」

※外とはコート外、つまり退場のこと。

 

「高砂、いいな?」

 

高砂「やります。」

 

高頭「恐らく、選手層を見る限り福田が抜けた後に代わりになるセンターはいない」

 

「ウチは弱点をとにかくつく。いいな?」

 

全員「ハイ!!!」

陵南ベンチ

 

田岡「福田、ナイスプレーだ。お前ほどの選手はそうおらん」

※田岡、福田はとにかく褒めて伸ばすことにしている。

 

福田、嬉しそうな表情。

 

田岡「ただし、ファウルにはくれぐれも気をつけろ」

 

「お前の代わりはいないからな」

 

「仙道、上手くカバーリングをしてやれ」

 

仙道「ハイ」

両チーム、コートに出そろう。

 

海南ボールからスタート。

 

ボールは牧。

 

ダムダム・・・

 

ダム!!!

 

ペネトレイト発動。

 

植草を一瞬で抜く!

 

「牧、いった!!!」

 

清田には越野。

 

神には池上。

 

高砂には福田がつく。

 

ビッ!

 

牧の選択は高砂。

 

「今日、絶好調の福田の所をあえて狙ったぞ!!!」

 

ガシガシ!

高砂、激しく当たる。

 

「ファイルすれすれのプレイだ!」

 

キュ!キュキュ!

 

ターンして、福田を交わす。

 

そして、シュート!

 

ビシ!!!

 

福田の手が当たる。

 

ガン!!!

 

シュートは外れたものの、早速福田がファウルを計上。

 

福田「なんでだ、その前のプレイがファウルじゃないのか・・・?」

 

仙道「・・・。」

(監督の言う通り、福田を狙ってくる作戦かもしれないな)

 

ザシュ!

 

ザシュ!

 

2本共に高砂、フリースローを決める。

 

赤木「あそこは流石に外さんな」

 

桜木「顔はゴリにそっくりだが、プレイは丁寧だもんな。優しめゴリってとこか?ガッハッハ!」

 

ゴツン!

 

赤木「だまってみとれ」

 

続く、陵南の攻撃。

 

植草「?!」

 

牧が激しく当たる。

 

植草(圧がすごいぞ・・・!)

 

バシン!

 

牧、一瞬のスキを逃さず、植草のボールを叩く。

 

そのまま、ボールを奪い、無人のゴールへ決める。

 

ザシュ!!!

 

牧「ここで当たるぞ!!!」

 

「オウ!!!」

 

海南、ゾーンディフェンスを仕掛ける!

 

植草に清田、牧がダブルで徹底マーク!

 

植草、パスコースを見いだせない。

 

「ヘイ!」

 

仙道が来る。

 

しかし、神が狙っている。

 

池上へボールを出す。

 

バシン!!!

 

このボールを武藤がカット!

 

武藤、そのまま駆け上がりミドルを沈める。

 

ザシュ!!!

 

「海南、一気に追いついてきた!」

 

田岡(マズいぞ・・・!流れを変える必要がある)

 

「仙道、植草と交代だ!」

 

「ポジションチェンジしろ!」

 

ガードに仙道が入る。

 

宮城「なるほど、これは名案だな」

 

ダム!!!

 

仙道、牧、清田のダブルマークを交わす!

 

清田「?!」

 

(なんでこれを抜けるんだよ・・・!)

 

「仙道、すげぇ!!!!!」

 

仙道、このままドリブルで駆け上がる!

 

三井「陵南が数的優位だな。自らいくか、周りを使うか」

 

仙道は自ら勝負に行った!

 

ダム!!!

 

高砂がカバーに入る。

 

スッ

 

仙道、福田にパス。

 

仙道(この流れを切らせないぞ)

 

しかし、

 

ビビー!!!

 

≪オフェンスファイル、11番!(福田)≫

 

「福田がファウルをまたとられたぁ!!!」

 

「武藤のファインプレーだ!!!」

 

牧「ナイス、武藤」

 

武藤「へへ、たまには活躍しないとな」

中村「武藤君も、いい黒子役として活躍していますね」

 

相田弥生「彼が海南を陰で支えることで牧君や神君、清田君が伸び伸びと活躍できる」

 

「海南に欠かせない選手の一人よ」

 

1クオーター残り2秒。

 

ザシュ!!!

 

「神のスリーが決まったぁ!!!」

 

最後の攻撃で神がスリーポイントを決めた。

 

1クオーター終了。

海南 15
陵南 20

 

一時は12点差まで開いたものの、海南の怒涛の攻撃により5点差にまで詰め寄った。

 

高頭「ここから反撃開始だ」

 

続く

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