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宮城「おー、今日は会場埋まってんなー。」
三井「ちぇっ、羨ましい限りだぜ」
今日は会場が8割以上埋まっている。
ジュニアの大会でここまで人が集まることは中々ない。
史上最強と呼ばれる高校生軍団が、世界の強豪フランスと決勝トーナメント進出をかけて戦うからだ。
スラムダンクその後の続き(34)全日本ジュニアVSフランス代表戦開始
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会場には、既に決勝トーナメントを決めたアメリカ、スペイン、アルゼンチンのメンバーもこの試合を観に来ていた。
アメリカ代表の隣に座る男性、冷や汗をかく。
(なんだこのデカさは・・・。同じ人間じゃないみたいだ)
アメリカ代表は2メートルを超える選手がなんと8名。
将来のバスケ界を担うこの世代は、高校生の今から別格のオーラを放っていた。
アメリカ代表メンバーの会話も弾む。
『ジダンヌとエムポバがどのくらいの選手なのか、しっかりと研究しよう』
『順当にいけば、フランスが有利だろうが、日本も良いメンバーがいるみたいだしな』
『日本がどれだけやってくれるか楽しみだな』
–日本ベンチ–
堂本「よし、お前らが持てる全力を出してこい」
「河田、森重。エムポバを頼むぞ」
河田「任せてください」
森重「うい」
堂本「流川、前半で倒れていいからな。攻撃はお前に全て任せるからな」
流川「最後まで出ます」
沢北「いつでも交代してやるからな、流川」
流川「るせー」
堂本「牧、諸星。お前らの守備力にかかってるぞ」
牧・諸星「ハイ!」
堂本「今日は総力戦だ!いつ交代してもいいようにちゃんと準備しておけよ!」
「ハイ!!!!!」
牧「よーっし、エンジンやるぞ!!!」
全員「オウ!!!!!」
–フランスベンチ–
フランス監督「エムポバ、今日は何点差をつけるつもりだ?」
エムポバ、ニヤリ。「50点です」
フランス監督「ガハハ!有言実行してこい」
フランスメンバーは既に2勝している為、余裕の表情。
チームのキャプテン、ジダンヌが一言。
「お前ら、油断だけはするなよ。調子乗っていると痛い目にあうからな。」
「それが勝負だ」
フランス監督(こうやってジダンヌがチームを引き締めてくれるから助かるな。)
両チーム、スタメンを発表。
全日本ジュニア代表
#4 牧伸一 PG 184cm (海南大付属高校3年)
#7 諸星大 SG 184cm (愛和学園3年)
#15 流川楓 SF 187cm (湘北高校1年)
#5 河田雅史 PF 194cm (山王工業3年)
#14 森重寛 C 199cm (名朋工業高校1年)
「おー!沢北、仙道を差し置いて流川がスタメンだ!!!」
「こりゃあ面白くなるぞ!」
「諸星、頼むぞ!」
「森重ー!エムポバに勝ってこい!!!」
–湘北スタンド–
赤木「あのエムポバには森重がつくか、ギャンブル的な気もするが」
安西「ホッホッホ、恐らく何か作戦があるはずですよ」
–フランス代表–
#4 ジダンヌ PG 182cm
#6 デザイー SG 180cm
#8 ボクバ SF 192cm
#10 アンリー PF 195cm
#15 エムボパ C 202cm
センターサークルに森重、エムボパが立つ。
運命をかけた一戦が始まる!!!
いざ、ティップオフ!!!
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