スラムダンクその後の続き(1)桜木花道・流川楓の未来と現在

スラムダンクその後続き

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バシイイイッッッ!!!

 

≪オオオオオオーーーーッ!≫

≪サクラギガ、ヤッタゾーーーーー!!!≫

 

ドガアアアアアッ!!!

 

≪ルカワガ、マタキメターーー!!!≫

 

 

≪日本人が、世界で活躍する日がとうとう来ました!!!≫

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スラムダンクその後の続き(1)桜木花道・流川楓の未来

 

桜木花道が高校1年時に王者・山王工業を倒してから8年後。

 

舞台はNBA。

 

そう、日本人がついに世界一のバスケットボールリーグ・NBAの世界で活躍する時代がきたのであった。

 

晴子「すごい、すごい!あの桜木くんが日本を代表するバスケット選手になったのよ!!!」

 

赤木「あぁ、あの馬鹿タレがまさかここまでの選手になるとはな。」

 

赤木晴子と兄・赤木剛憲の会話である。

 

皮肉を言いながらも、微笑ましい様子でテレビを観る赤木。

 

それもそのはず。

赤木はNBAで活躍するこの二人と、高校三年時に同じチームでバスケットをしていた。

 

晴子「流川くんも、すごい!湘北高校から二人もNBA選手が出るなんて夢みたい!」

 

そう、かつて犬猿の仲であった流川楓と桜木花道。

 

この二人は、今や日本を代表するバスケットプレイヤーに成長したのである。

 

バスケットというスポーツは、体格的にも日本人が活躍するのは難しいと言われるスポーツであった。

 

この概念をこの二人が打ち壊した。

 

今までは野球、サッカーといったスポーツがメジャーであった日本のスポーツ界の勢力図が大きく変わってきた。

 

正に今、時代はバスケットボールブームが到来した。

 

ここから、多くの選手がNBAの門を叩き活躍していく。

 

そんな時代が訪れたのであった。

 

これから、この二人が活躍していくまでの軌跡をたどっていこうと思う。

 

 

スラムダンクその後 桜木花道・流川楓の現在

 

———-舞台は8年前————–

 

「フンッ!フンッ!」

 

リハビリルームで大きな声がこだまする。

 

「桜木君、もう今日はそれくらいで十分ですよ。あとは体を休めましょう。」

 

主治医の先生も心配して桜木に声をかけるも、当の本人は余裕な様子。

 

桜木「ガハハハハッ!!!このリハビリ王、これしきのことでバテるわけがない!

ジジ!もっとメニューを増やしてくれ!」

 

主治医「・・・。あまりやり過ぎると逆に体を悪くする可能性もあるからね。今日はこれくらいにしておこうよ」

 

桜木「ちぇっ、つまんねーの。まだまだ俺はやれるぜ。」

 

山王工業戦で背中を負傷した桜木花道であったが、驚異的な回復力を見せつけていた。

 

桜木ははリハビリに燃えに燃えていた。

 

その理由はただ一つ。

 

全日本ジュニアに選ばれた流川楓に早く追いつくことである。

 

〈あのキツネにだけは絶対に負けられん・・・!今に見ておれ!〉

 

晴子「桜木くーん、今日の差し入れだよー!」

 

桜木「おおー!!!!晴子さん、今日も来てくれたんですか!」

 

ガシッ!

いつものハート目になる桜木、晴子の手をガッツリと握手。

 

晴子「いたたた、、桜木くん力が強いよ、、」

 

桜木「ハッ! しまった! 晴子さんすみません!怪我はないですか?!」

 

晴子「ははは、大丈夫よ。桜木君が今日も元気そうで良かった。
リハビリは順調そうかな?」

 

桜木「もちろんですとも!このリハビリ王桜木!来月分のメニューを今からやるところです!
見ててください、ハルコさん!!!」

 

「フン!フン!」

 

晴子「フフ、この調子なら案外早そうね」

 

主治医「いやいや、こんなに早く回復する子は初めて見ましたよ。」

 

晴子と主治医は微笑ましく桜木の姿を目にするのであった。

 

 


ちょうど同じ時間、流川は兵庫に向かっていた。

 

明日から、全日本ジュニアの最終テストが実施される。

 

選ばれた現メンバー18人の中から、最終的に12人の絞られることになる。

 

つまり、ここから高校生日本代表メンバーが決まるのである。

 

ギン!

〈絶対に誰にも負けん…!〉

 

流川はにらみつけるように新幹線の窓から外をみていた。

 

〈この人、早く降りてくれないかな。。〉

 

隣に座る男性は体の大きな流川のオーラに恐縮しきっていたのであった。

 

続く

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