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4クオーター残り2分45秒
湘北 103
翔陽 100
長谷川が3Pを沈め、3点差に迫る。
「もう、どっちが勝つかわかんなくなって来たぞ！！！」
「接戦だ！！！」
三井が宮城の元へ駆け寄る。
三井「宮城、俺へ回せ」
「やり返してやる」
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スラムダンクその後の続き（68）選抜神奈川予選・湘北VS翔陽 接戦
湘北の攻撃。
ダムダム・・・
宮城「さっきはよくもやってくれたな」
藤真「・・・。」
宮城「こっちもやり返すぜ！」
藤真（・・・来るか！）
ダム！！！
「宮城、いった！」
藤真、懸命にマーク。
宮城を離さない。
宮城「っとみせかけてからの！」
ビッ！
宮城、ボールを持ち替えてパスを選択。
バシ！！！
宮城「三井サン、頼んだ！」
三井「オウ、任せろ！」
マークは長谷川。
「三井、勝負だ」
（3Pか。それとも・・・）
三井、パスを選択。
バシッ！
ボールは赤木へ。
マークは高野。
三井「まだ、後で勝負してやるよ」
長谷川（このタイミングで三井がパスか。）
安西の読み通り、桜木のリバウンドを抑える為桜木には花形がついた。
赤木VS高野。
高野も良いプレーヤーであるが、技術は赤木には及ばなかった。
キュキュ！
ダム！
赤木、インサイドから高野を抜く。
赤木「フン！」
ゴール下、シュートを放つ。
ビッ！
高野「させるかぁ！！！！！」
高野、懸命に追いつきシュートブロックに入る！
ビッ！
中指がわずかにボールに触れた。
赤木（くそ、やられたか・・）
赤木「桜木、リバウンドだ！！！」
桜木「オウ！メガネ、絶対に負けんぞ！」
ガシ！ガシ！
ゴール下の肉弾戦。
花形（パワー、ジャンプ力では俺はコイツ（桜木）に叶わない・・・）
（しかし、俺の方が技術で勝り、バスケを知っている・・・！）
花形、桜木よりも一瞬早くジャンプ！
そして、
ビシ！！！
真ん中指三本でボールに触った！
神「上手いな」
牧「なるほどな」
「キャッチではなく、チップにかけたか」
ボールは外に飛んだ！
そのボールを掴んだのは・・・
藤真！
藤真「花形、ナイスプレイだ！！！」
藤真、そのままボールを持ちドリブル開始！
流川「チッ、」
流川、藤真につく。
湘北コートには、流川と藤真。
そして、宮城と永野。
藤真（ミスマッチだ！）
ビッ！
永野にパス。
永野、ドリブルで切れ込む。
そして、ミドルシュート！
宮城、身長差でブロックに届かず。
ザシュ！！！
永野のミドルが決まる！！！
湘北 103
翔陽 102
翔陽が一点差に迫った！
「いける！いける！」
「流れは完全に翔陽だ！！！」
会場も翔陽を応援する空気に変わった。
しかし、湘北メンバーは誰一人として臆することはなかった。
彼らには、王者・山王工業を倒した時に得た自信とメンタルがあった。
何度突き放されても諦めない精神力。
それが、残り時間で発揮された。
ザシュ！！！
三井が長谷川を交わし、ミドルを沈める。
三井「さっきのお返しだ」
赤木「ウホ！！！！！」
高野のシュートを赤木がブロック！！！
桜木「もう獲らせん！！！」
ガシイイイィィィッ！！！！！
桜木がリバウンドを奪う！！！
そして、
残り7秒、
流川「ヘイ！！！」
桜木、流川へパス！
桜木「は、しまった・・・！」
（反射的にキツネにパスしてしまった・・・）
仙道、ニコリ。
「ナイスパス」
ダム！！！
流川が最後仕掛ける。
藤真がマークにつくも、流川、スピンムーブで交わす。
ゴール前には花形と永野。
永野「いかせん！」
ファウル覚悟で止めに入る！
流川「ぜってーに決める」
—
日本一の高校生になる・・・！
流川、空中でボールを左に持ち替え、花形と永野のわずかに空いた隙間からボールをゴールに叩き込んだ！！！
ドガアアアアアァァァッッッ！！！！！！
スラムダンクが決まる！！！！！
残り2秒。
藤真（絶対に諦めない・・・！）
ブン！！！
藤真、最後は自陣コートから片手で大きくボールを放つ。
「あんな遠くからゴール、狙ったぞ！！！」
ガン！！！！！
ボールはボードの角に当たり、遠くへ飛んで行った。
≪ビビー！！！試合終了！！！≫
湘北 109
翔陽 104
湘北が5点差で翔陽戦を制した。
湘北高校が選抜神奈川予選・決勝にコマを進めた。
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