鬼滅の刃続編~カップリング物語~(6)伊之助アオイ編

鬼滅の刃続編

スポンサードリンク



 

ドンドンドンドンドン!!!

 

伊之助「たのもー!!!」

 

蝶屋敷のドアを叩く伊之助

 

 

「はいはーい!」

ドアを開けたのはカナヲである。

 

「あら!珍しいわね!」

 

「二人ともどうしたの??」

 

炭治郎、ニコリ。
「皆に会いにきたんだ」

 

伊之助「暇だからやることが何もなくてな!」

 

カナヲ「わー、嬉しいな!」

 

「ちょうど私たちもね、二人のこと話してたんだよ!」

 

「ねー、アオイー!」

 

「炭治郎と伊之助が遊びにきたよー!」

 

 

カナヲは屋敷の外で草むしりをするアオイに声をかけた。

 

アオイ「え?炭治郎と伊之助??」

 

鬼滅の刃続編~カップリング物語~(6)伊之助アオイ編

スポンサードリンク



炭治郎、大きく手を振る。

 

「アオイー久しぶりー!」

 

伊之助「腹減ったぜ!飯、食わせてくれ!」

 

カナヲ「確かに、ちょうどお昼過ぎだもんね」

 

「4人でご飯、食べよっか!」

 

炭治郎「いいの?ありがとう!」

 

伊之助「よっしゃーい!!!」

 


 

いつも通り、4人の食事はアオイが作った。

 

例のごとく、つまみ食いをしようとした伊之助を叱っておにぎりを与えるアオイ。

 

4人で会うのは実に半年ぶりのことである。

 

炭治郎「おー、すっごい美味しそう!」

 

伊之助「おっしゃー!天ぷら!!!しかも俺だけエビ5匹!」

 

「ひゃっほーい!!!」

 

炭治郎「伊之助、天ぷら大好きなんだよ。」

 

アオイ「うん、知ってた。」

 

「だって彼、つまみ食いするときいつも海老天だけとってたから」

 

炭治郎、ニコリ。

 

「アオイ、よく見てるね。」

 

アオイのご飯を二人はたらふく食べた。

 

伊之助「イヤー!もう食えねえぜ!」

 

アオイ「・・・お腹がすごいことになってるわよ。」

 

炭治郎「ご馳走様でした!美味しかったー」

 

カナヲ「片付けが終わったら、散歩に行こうか」

 

炭治郎「うん、そうしよう!」

 


 

食後、炭治郎とカナヲ、伊之助とアオイはそれぞれ別々に家の周りを歩いて回った。

 

カナヲ「炭治郎、本当にありがとう」

 

炭治郎「何が?」

 

カナヲ「無惨を倒してくれてありがとう」

 

「おかげで、皆幸せそうに過ごしているわ」

 

炭治郎「僕は何にもしていないよ、カナヲやアオイをはじめ、皆が助けてくれたから今がある」

 

「大切な人も沢山失ってしまったし。僕にもっと力があれば、、と後悔することも未だにあるよ」

 

カナヲ「炭治郎のお母さんが今、一番望んでいることって何だと思う?」

 

炭治郎「え?そうだな~。僕らが元気でいることかな?」

 

カナヲ「その通り。炭治郎のお母さんは、ねずこちゃんと炭治郎が幸せになることを心から応援してくれていると思う」

「だから私も、しのぶさんが天国で喜んでくれるように、毎日幸せに生きていこうって決めてるの」

 

炭治郎「そうだね!素晴らしいと思う」

 

カナヲ「今、炭治郎の目と手の後遺症を良くする薬を作っているの」

「目の方は今、私で治験中なんだけど、前より大分回復してきたわ」

「このまま良くなりそうだったら、炭治郎にも使ってほしい」

 

炭治郎「カナヲ、何から何までありがとう!」

「確かに手が不自由なのは何かと不便でね」

 

カナヲ「私が炭治郎にできる恩返しはこのくらいだから」

 

炭治郎「カナヲ、これからもよろしくね」

 

カナヲ、ニコリ。
「うん」

 


 

その頃、伊之助とアオイは少し離れた川沿いにいた。

 

7話へ続く

スポンサードリンク



1話はコチラ

2話はコチラ

3話はコチラ

4話はコチラ

5話はコチラ