鬼滅の刃続編~カップリング物語~(7)伊之助アオイ編

鬼滅の刃続編

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久々に4人で顔を合わせた炭治郎、伊之助とカナヲとアオイ。

 

炭治郎はカナヲと。

伊之助はアオイと川沿いで時間を過ごしていた。

 

ビュン、ビュン、ビュン!!!

 

伊之助は刀を振り回している。

 

「ガハハハハッ!!!」

 

「上手い飯を食った後はよく体が動くぜ!!!」

鬼滅の刃続編~カップリング物語~(7)伊之助アオイ編

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アオイ「・・・もう、鬼出てこないんだから、そんなに鍛えなくてもいんじゃないの?」

 

 

・・・。

 

刀を置く伊之助。

 

伊之助「俺の使命は誰よりも強くなることだ。」

 

「確かに鬼はもういない。でも人間の中にもロクでもない奴らはいる。」

 

「俺の母親は父親の理不尽な暴力を浴びてきて、逃げるように童磨の元へ行き、殺されてしまったんだ。」

 

「大切な人を守る為にも、一生俺は自分を鍛えぬくぜ!!!」

 

アオイは、本当は鬼殺隊の一員として憎き鬼を倒しに行きたかった。

 

しかし、気が強い反面戦闘は苦手で、怪我をした人達を守る方に回った。

 

そんな中、鬼を恐れず、勇敢に立ち向かっていく伊之助に尊敬の念を抱いていた。

 

伊之助「もし、なんかあったら俺を呼びな!」

 

「いつも美味しいご飯を作ってくれるお礼に俺はお前を守る!」

 

伊之助、親指を立ててグッドポーズ。

 

アオイ「・・・うれしいんだけど、そのイノシシの被り物とっていってもらえるかな??」

 

伊之助「バッキャロー!これがないと俺は俺じゃなくなるんだ!」

 

アオイ〈まー、これが伊之助のいい所なのかもね〉

 

一見相性が合わなそうな伊之助とアオイだが、お互いにないものを持っている二人。

 

しっかり者のアオイとポジティブで我が道をゆく伊之助。

 

ここから二人は少しずつ距離が縮まることになる。

 


 

久々に会った4人は会話が尽きることはなく、気が付いたら夕方になっていた。

 

炭治郎「カナヲ、アオイ。今日は本当にありがとう。また遊びに来るからね」

 

カナヲ「うん、いつでも来てね、善逸とねずこちゃんにもよろしく」

 

アオイ「今、善逸とねずこちゃんは二人っきりなの?」

 

炭治郎「うん、そーだよ」

 

アオイ「ねずこちゃん、大丈夫かな?善逸に襲われたりしてないかな・・」

 

炭治郎、ニコリ。

「絶対に大丈夫。善逸はねずこをいつも一番に考えてくれる、優しい男だから」

 

伊之助「よーっし!炭治郎、早く帰るぞ!!!俺は腹が減った!」

 

アオイ「・・・あんだけ動けばお腹減るよね。」

 

伊之助「また美味い飯作ってくれよ!」

 

アオイ「わかった。その代わり、もし私に何かあった時は守ってね。」

 

伊之助、親指を立ててグッドポーズ。

アオイ、嬉しそうに微笑む。

 

炭治郎と伊之助は嬉しそうに善逸とねずこのいる竈門家に戻ったのであった。

 

家についた炭治郎と伊之助。

 

炭治郎「大分、夜遅くなっちゃったな~。」

 

伊之助「戻ったぞー!」

 

炭治郎「ただいまー!」

 

・・・。

 

反応がない。

 

炭治郎「夜、遅いから二人共寝ちゃったかな?」

 

シクシク・・・。

 

家の奥から泣き声がする。

 

ドアを開けると、善逸が泣いていた。

 

8話へ続く

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