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伊之助は、炭治郎、禰豆子、善逸の4人で炭治郎の家で暮らしていた。
お金を稼いでいるのは炭治郎のみ。
伊之助も、これからは炭治郎に頼らず自分の力でお金を稼ぐ力を身につけたかった。
その為に、自分は何ができるかを炭治郎に相談した。
炭治郎「あ!」
「伊之助にはこれが合うと思うよ!」
鬼滅の刃続編~カップリング物語~(9)伊之助編
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炭治郎「肉屋をやろうよ!」
伊之助「なんだそりゃ!」
炭治郎「狩りで獲ってきた肉を売るんだよ!」
「今、僕たちは伊之助が獲ってきてくれた動物の肉を食べてるじゃないか」
「皆、伊之助みたいに強くないから狩りをすることはできない」
「イノシシの肉をメインで売る精肉屋を作ろうよ!」
「絶対に喜んでくれる人、いると思うよ!」
伊之助「悪くねーな!だが、俺は肉を売るのは嫌だ!客に頭下げるのなんてまっぴらごめんだ!」
・・・炭治郎は想像した。
—-
伊之助〈はやく金おいてもってけこの泥棒!〉
伊之助〈お前に売る肉なんてねーぞ!バッキャロー!〉
—-
炭治郎〈伊之助を店頭に立たせることはできないな・・〉
ピッカーン!!!
炭治郎は閃いた!!!
炭治郎「ねずこに売ってもらおうよ!」
炭治郎「ねずこなら、良い接客してくれると思うよ!」
伊之助「名案だな!炭治郎!さすが俺の1番弟子だ!」
「そうと決まったら、イノシシを捕まえにいくぞ!!!」
ザザザザザ!!!
伊之助は早速3匹のイノシシを捕まえてきた。
「これが金になるんなんて楽勝だな!」
炭治郎、ニコリ。
「うん、伊之助にはこれが合ってると思うよ」
その夜、家に帰って炭治郎は皆を集めて話し合いをした。
伊之助がイノシシを獲り、そのお肉を加工して商品にすること。
ねずこがお店を切り盛りし、販売をすることを伝えた。
ねずこは快諾した。
ねずこ「私も接客してみたかったから、是非やりたい!」
炭治郎「よし!じゃあ決まりだな。これからお店を探したり、色々と大変だけど皆で頑張ろう!」
「俺も色々手伝うからね!」
伊之助「ガハハハハ!!!イノシシを狩るだけなんて楽勝楽勝!」
皆が盛り上がる中、大変不満な顔をしているのが善逸。
善逸〈・・・ね、ね、ね、ねずこちゃんが接客だと・・・!〉
〈つまり、いろんな男にちょっかいを出されるってことだろ・・・!〉
ガガッ!!!
善逸、立ち上がる!
善逸「おい!!!炭治郎!!!俺は大反対だ!」
「ねずこちゃんにもしものことがあったら、お前どうするんだよ!」
「ねずこちゃんを狙って、悪い男が絶対に集まってくるぞ!!」
「とにかく俺は反対だ!!!」
炭治郎「善逸もねずこと一緒に売りなよ。善逸は向いていると思うよ。」
・・・何!?
〈ねずこちゃんと一緒に仕事ができるなんて、最高じゃないか!〉
〈・・・また一つ、夢がかなう!〉
善逸、ドヤ顔
「わかったよ、炭治郎。お前がそういうならしょうがない。」
「お店の切り盛りは、俺とねずこちゃんに任せてくれ」
「いいお店を作ってやるよ」
炭治郎、ニコリ。
「じゃあ決まりだね!早速明日から動こう!」
「オー!!!」
こうして、伊之助のイノシシ精肉店が誕生した。
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