鬼滅の刃続編~カップリング物語~(11)伊之助イノシシ精肉店編

鬼滅の刃続編

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炭治郎、伊之助、善逸、禰豆子の4人は街で精肉店を開く為にお店を探していたが、中々見つからなかった。

 

そんな時、ある男に声をかけられた。

 

「あ!」

 

「おーい、炭治郎君~!善逸君もいるじゃないか!」

 

 

炭治郎「ん?」

 

「あー!」

 

「正一さんだ!!!」

※鬼滅の刃本誌3~4巻に出てきた、炭治郎達が鬼から助けた男性。

 

鬼滅の刃続編~カップリング物語~(11)伊之助イノシシ精肉店編

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正一「皆、元気そうだね。何をしているんだい?」

 

 

「あ!イノシシの少年もいるじゃないか!?」

※正一は、伊之助のことを良く思っていない。

 

 

伊之助「お前、どっかでみたことあるな。」

 

炭治郎「伊之助と俺達が初めて会った鼓屋敷のことを覚えているかい?」

「あそこで一緒に鬼を退治した仲間だよ!」

 

伊之助「・・・鼓屋敷?」

 

「あー!家ん中がぐるぐる回ってた所か!あんときは面白かったなー!ガハハハハ!!!」

 

炭治郎、善逸、正一、下を向く。

〈全く持って面白くなんかなかったよ・・・。〉

 

正一「炭治郎君、善逸君、あの時は本当にありがとう。君達がいなかったら、とっくの昔に俺達3人は鬼に食われて死んでいたはずだ。」

 

「しかも、鬼の大元を炭治郎君達が倒してくれたんだろ?ウワサは聞いているよ。」

 

「何から何まで、本当に、本当にありがとう。。。」

 

 

正一、涙を流す。

 

 

炭治郎、善逸、禰豆子も一緒に泣く。

 

炭治郎「いえいえ、皆の力があったからこそです。僕一人だと何にもできなかった。」

 

「こちらこそ、本当にありがとうございます。」

 

 

「わーん!!!」

4人で号泣。

 

 

イライライライラ・・・。

伊之助は不服の様子。

 

 

伊之助「おい!てめえら!さっきから聞いてると俺に感謝の言葉が全然ねーじゃねーか!」

 

「鬼を退治したのは俺といっても過言ではない!!!」

 

「お前ら!俺にも感謝しろ!!!」

 

 

正一、ニコリ。

「もちろん。君にもすごく感謝しているよ、ありがとう。」

 

「伊之助君、初めて会った時と全然印象が違うね。」

 

「あの時はただの暴れん坊だったけど、今は優しさに溢れているのが分かるよ」

 

「すごく、立派になったね」

 

 

伊之助、ほわほわ。※褒められて赤くなっている。

 

善逸〈・・・なんでイノシシの被り物が赤くなるんだ?〉

 

 

伊之助「お、お、おうよ!俺は立派な男・嘴平伊之助だ!」

 

「これから俺はシャチョーになるんだ!!!」

 

「もっともっと偉くなるんだぞ!!!」

 

 

正一「社長?会社でも作るのかい?」

 

炭治郎「はい!これからは商売をして人助けをしようと思っています。」

 

「伊之助はイノシシを獲るのがすごく上手なんで、イノシシの精肉店を出そうと思って」

 

「それで、そのお店を探しにきたんです」

 

正一「そうかそうか。素晴らしいね。所でまだお店は決まってないの?」

 

 

炭治郎「はい、どうやってお店を探せばいいのかわからなくて・・・」

 

正一「なら、ウチの土地と部屋を貸してあげよう。そんなに立派じゃないが、精肉店を開くくらいなら全然問題なくできると思うよ」

 

炭治郎「え!本当ですか!」

 

正一「全然問題ないよ。君達は命の恩人だ。これくらいのことしかできないけど、もしよかったら使ってほしい」

 

炭治郎「やったー!ありがとう!」

 

「イエーイ!!!」

 

「バシン!!!」

 

皆でハイタッチをする。

 

見返りを求めず、いいことをすると必ず恩返しはくるものだ。

 

 

こうやって、伊之助イノシシ精肉店のお店が決まった。

 

正一「よし、じゃあ早速ウチの部屋を見に行こう。気に入ってくれるといいな」

 

 

4人「オー!」

 

 

続く

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